世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス。
その影響を受け、無観客開催となった大相撲3月場所も、本日あっという間に(ヒイィ)千秋楽を終えます。
大相撲3月場所 ついに無観客での初日を迎える
うわ……!
うわわわ………!!!
かなり今更ですが、初日の大相撲放送を観た時の感想は、
「本当に本当に無観客なんだ………!!!」
(ちなみにこちらは無観客の為に、止まらず客席まで吹っ飛ばされた翔猿関です)
初めて見る無観客という状況を、なかなか受け入れられない…というのが正直な感想でした…。
勿論、初めての状況というのは力士の皆さんとて同じ事…。
大変に戸惑われた事でしょう。
本当に静寂に包まれており、まわしをポンポンと叩く音、足音や息遣いまでもが響き渡ります。
初日の全ての取組が終わった時、解説の北の富士さんが「疲れました!」とおっしゃっていましたが、私も観ていて何だかとても消耗しました…。
観客がいて、その声援があるのと無いのでは、これ程までに違うのか…!!
しかし、4日目を迎える頃には、
ナント…!
見慣れてきた笑
むしろ、初日の琴奨菊関のコメントにもあったように、神聖さすら感じるようになりました。
力士の皆さんも段々とこの状況に慣れつつあるのか、アツイ取組が見られるようになって来ました!
幕内最軽量 みんな大好き炎鵬関
はい!みんな大好き、炎鵬関!
お相撲にご興味の無い方でも、名前くらいは聞いたことがあるのでは?
こちらは去年の9月場所に両国国技館で出待ちをしたときの画像です…。
揉みくちゃ(-_-;)
私なぞはとても近付けず、この距離が精いっぱい。
うっわ~~~可愛い・・・!! お肌つるつる、まつ毛くりん!としとる…!!!
こりゃモテますわ、にゃん鵬・・・(勝手ににゃん鵬と呼んでいます)
いやあ~、15日間、毎日この状態では大変ですね。私も近寄っておいて何ですが。
今場所はファンサービスが無くて良い分、楽ではあったのかしら・・・。
さて、ここで是非ご覧いただきたい、イチオシ取組をご紹介させて下さい。
こちらはファンの間では有名な取組なのではないでしょうか。
今年の初場所13日目。
身長17㎝、体重56㎏も違う阿炎(あび)関を、ふわっと持ち上げてしまいましたねっ!
こんな華奢な身体に、何という力強さ!
これにはオバチャンもクリビツテンギョウでしたよ!
そして、今場所の私のイチオシ取組!
いやあ〜、まるでプロレスの力比べですよ!
初日には「何のために戦うのか、今日は見つけられなかった」とコメントされていた炎鵬関でしたが、負けはしましたが、どうです、この取組!我が家では爆笑でしたが。←ディスりではありません。
しかし、張られても、張られても、前に出るその姿は涙すら誘います。
どーでもいい事ですが、この取り組みを見ながら、高校時代に友人が「昨日お姉ちゃんとヒグマがプロレスの力比べしてる夢見た」と言っていたのをふと思い出したのでした。(本当にどーでもいい…)
かわいいだけじゃないぞ、炎鵬の魅力
ついつい応援したくなってしまう、小兵力士
お相撲の醍醐味の一つ、それは無差別級。
小兵力士が大型力士と対峙するというのも、その魅力であります!
動画でご紹介した時の、炎鵬関と豊山関の体重差はナント80㎏!!ひえぇ~。
相手力士の大型具合によっては、時に100㎏近い体重差になる事もあり、土俵上ではきっと山のフドウ(北斗の拳)と対峙しているような感覚なのだろうな…といつも思ってしまうのです。
小兵力士は、その体重差をカバーする為、立ち合いの時に変化をする事も多いのですが、炎鵬関は、前に出る正攻法が多いのです。(たまーに変化もありますが)
そして、どんな技を繰り出してくるのか分からない!
見る者をワクワクさせ、心をぎゅっと掴む必死の土俵!
そこも人気の一つなのではないでしょうか。
知性も感じさせる、謙虚な受け応え
相撲女子の心を鷲掴みにするのは、その謙虚な人柄、やはりこれでしょうねえ。
勝っても負けても大騒ぎしないと言われており、お父上が北國新聞勤務という事もあってか、その受け答えには非常に定評があり、どんなにきゃわいいとチヤホヤされようと天狗にならず、以前に勝ち越しを決めた時にも、「このままでは幕内ではやっていけない。鍛えなおさないと」というコメントまでする謙虚っぷり。
相撲界では不動の人気者となった炎鵬関。
今後の相撲協会を背負って立つ、看板力士である事にはモウ間違いありません。
怪我の無いように、頑張れ!にゃん鵬!!